2011/11/08

飯綱高原へ その1 〜あなたとわたしの家〜


10/30(日)から11/4(金)まで五泊六日で再び長野を訪れました。11/3(木)に行われたスズケンの鈴木さん(@hh_kb http://homepage3.nifty.com/suzuken/)の自邸「あなたとわたしの家」のオープンハウスと、奥様の洋子さんのお店「お菓子のマド(@okashinomado http://okashinomado.com/)」のオープニングパーティーのサポートを行わせて頂く為、今回は鈴木さんのお宅に滞在させていただきました。

今回は長期滞在により内容が盛り沢山の為、何回かに分けて書きます。今日は、鈴木さんのお宅をご紹介させて頂きます。

長野駅からは自動車で約30分の場所、駅前の都市の景色を背に戸隠バードラインを登り、川中島バス70・71系統バスの停留所 “ウエストサイド飯綱”の真裏にその三角屋根の建築はありました。


この地域は上信越高原国立公園にあたり、まさしく森の中の暮らしを感じる地域。写真は二日目の霧のかかった際の様子ですが、霧の後、晴れたり曇ったりと山の天気らしくコロコロ変わっていました。三角屋根の棟が築40年、奥の棟が築20年、三角屋根の棟を改装しお住まいになっていらっしゃいました。新たに断熱材を吹付けガルバリウム鋼板で外壁を仕上げてありました。内部は出来るだけ間仕切らない空間となっていました。トイレ・バス・キッチンには目線の高さにガラスのスリットを設けて空間を連続的に繋げていました。家の真ん中には暖炉があり、部屋全体を暖めてくれていました。赤外線の効果だと思うのですが、体がほっかほかに。


二階の床は垂木から吊り、一階に無柱空間をつくっていました。





ガラスの間仕切りで囲われている場所は、お菓子屋さんの厨房。この間仕切りですが、なんと大工さんによる木製サッシュとのことでした。



二階は主に寝室として利用。こんなに天井が高いのに、暖炉のお陰で非常に暖かかったです。ここで自分も寝ましたが、 横になった時の天井との距離についても、とても良いものでした。なんと、鈴木さんは、一階のキッチンやリビングを“川”、二階を川に架かる“橋”としてイメージをして設計されたそうです!面白い!


はぁ、また遊びに行きたいです。今度は雪が積もってる頃かも!?


あなたとわたしの家
設計・監理:スズケン一級建築士事務所 http://homepage3.nifty.com/suzuken/
用途:住宅、店舗(お菓子のマド http://okashinomado.com/